インドネシアで、ついでに思い出したのがガルーダ。国営飛行機はガルーダインドネシア航空。神の翼をもつといわれ落ちない飛行機といわれた時期もあった。
なんでそんな名前になったかというと、インドネシア共和国国章のガルーダ、そしてガルーダは鳥の神だからである。
ところが、タイでは「ガルーダ」という怪獣映画も作られた。頭のいい、なかなか死なない
インド出身のしつこい怪獣だ。そして、なんとこのガルーダはタイ王室の紋章にもなっている。
現在のタイ・チャクリー王朝の王様はラーマ9世と呼ばれているが、このラーマとはラーマ王子のこと。
つまり、ヒンドゥー教の神のヴィシュヌ神であり、ヴィシュヌ神の乗り物である鳥、ガルーダが紋章になったもの。
仏教発祥の地、インドからも留学しにくるという仏教国の王室がヒンドゥー系列とはややこしい。
(日本でも、天狗はガルーダが変化したものらしい。)
つまり、ヒンドゥーの神のガルーダは、イスラムの国と仏教の国の国章なのである。
ヒンドゥー教の神って、なんでもあり?