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「ほっとけない 世界のまずしさ」キャンペーン
「ホワイトバンド」というシリコンのゴムバンドが大ヒットしている。このバンドはファッションバンドではなく、「3秒にひとり貧困のために子供がひとり死んでいく事実を知ってもらい、その貧困をなくしていこう」という「ほっとけない 世界のまずしさ」キャンペーンバンドである。いわゆる「赤い羽根」「ミドリの羽根」のような立場のバンドなのである。イギリスの「Make Poverty History 」、アメリカの「The ONE Campaign」等、世界90カ国以上50以上のNPOが参加しているキャンペーンなのである。
このキャンペーンの特徴は、売り上げを世界の貧困層に寄付することではなく、貧困層がいることを知ってもらうための費用と、貧困層をなくすための活動資金を集めること。基本的には、金よりも、意識が欲しい、そのための意識付けのアイテムがこのバンドということらしい。目的は、募金を募るだけでも、啓発活動だけでもなく、啓発活動の結果として「貧困をなくす政策をみんなで選択する」こと。つまり、貧困層にお金を渡して終わりという一時的な解決方法ではなく、そのための「しくみ」や「インフラ」を造っていく活動なのである。だいたい、集まったお金を貧困層のいる国に渡しても、本当に貧困層までいきわたっているかどうか怪しいものである。 1ケ300円のうち、いくらがそのような活動に回されるのか? 最初200万本までのロットは製造コストや経費を除いた分、つまり売り上げの30%(90円)が、そして、200万本超えた分は金型費用の償却等、製造コストが下がってくる分を考慮して売り上げの44%(132円)が、広報活動費(媒体制作費、デザイン費、編集費等) 、媒体費(メディアの活用) 、イベント制作費、番組制作費、WEB製作・メンテナンス費、ホワイトバンド問合せ対応等事務局費、政策研究・調査、アドボカシー活動、市民社会組織のネットワーク構築、貧困の解消に向けた取り組みに関する啓発活動(地球市民教育・開発教育を含む)に配分される。また、参加しているNPOの販売分については200円がそのNPO活動の費用となる。 つまり、本屋やレコード屋という一般物流ルートで買った場合と、NPOから買った場合で使われ方が違う。 (NPOごとに売り方も違う) この活動、「俺は貧しい人たちを助けるんだ!」と、りきまず、おごらずバンドを購入するだけで参加することになる。大切なのは世界の5人に一人は貧困層であることを理解すること。いかに日本がめぐまれた国なのか、いかに平和で安全な国なのかを理解すること。理解したら何をするかは強制されていないし各自が考えること。ボランティアをしてもいいし、環境に気を使ってもいい、無駄遣いをしない、もったいないことをしないための戒めでもいい。とにかく、日本人で生まれただけで何不自由なく暮らしてきたので何も感じなかったが、世界には自分が貧困であるということすらわからない人たちがいて、ちょっとした病気だけで死んでしまうという事実をを知って欲しいということだ。 わたしは、インドで枝のような手足をした小さな子供に擦り寄られ足をつかまれた。道端で小さながりがりに痩せた、今にも死にそうな赤ん坊を抱いて泣いている女の人も見た。インドネシアでは「僕は学校へ行きたいけどお金がないから行くことができない。だからこのピーナツを買って」とあまりきれいでないピーナツを信号待ちの最中に売りにきた小学生くらいの子供とも会った。あれは演技だという人もいるが、それでも貧困層であることにはかわりがない。 だから、インドに関係あるNPOから、このバンドを買った。システムの関係であきらかに郵送料を余分に払っているが、もともと寄付のつもりだったので気にせずに払った。子供達にもきちんと意味を教えて、これがブームでもファッションでもないことを教えた。もし、このブログを読んで気になった人は、せっかくだから、一番下のリンクバナーをクリックして欲しい。 現在、赤、青、黒、緑・・・いろいろな色のカラーバンドが、海外では癌撲滅、乳がん撲滅、緑化等の寄付目的に作られている。日本で正式に行われているのはホワイトバンドと緑だけ。あとは海外の活動である。残念なのは、それらを輸入して、転売して儲けている人たちがいること。コレクションで集めること自体は悪いとは思わない。どの色がどんな目的かを認識してくれればいい。結果的に寄付になるしかし、ただブームだからといって海外から輸入して、自分の儲けのために転売して欲しくはない。
by utzutz
| 2005-10-22 23:30
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